夏の東京でエアコンがない生活

今回は、この夏のそれはそれは暑い体験談をお送りします。

7月11日
そろそろ寝ようかというタイミングで突然家中の電気が落ちる
周りを見るが他の家は明かりが見えるので、どうやら地域の停電では無いらしい
ブレーカーを確認すると漏電ブレーカーが落ちていた
一旦全てのブレーカーを落してからチェックするとリビングのエアコン(購入2年目)が原因と判明
深夜でもあるし出来る事もないので、そのまま就寝。

7月12日
長期保証に入っていたので購入した電気店に修理を依頼
その後メーカーから修理日程の相談メールが届くが、週末でしかも連休を挟んでいるうえ、時期的にエアコン修理が多いらしく最短でも10日先の7月22日となった。

7月12日~22日
天気予報によると前半は比較的すごしやすく、後半は日中猛暑日で夜は熱帯夜が続く予報
問題のエアコンがあるリビングは、仕事場兼就寝場所としているので個人的にかなり厳しい状況。

取り急ぎ追加戦力として小型冷風扇(約4,000円)を購入
水や氷による気化熱を利用したもので、まだエアコン普及以前の子供の頃に涼しさで感動した思い出がある懐かしい機器です。

日中は可能な限り窓を開け、買い物やジムに行って適度に暑さを解消。
問題は就寝時。
当初は暑さ対策が手さぐりだったため、なかなか寝付けない日があり、常時装着しているガーミン(スマートウオッチ)の睡眠計測にて、初めて深い眠りがゼロを計測した日もありました。
部屋で熱中症で亡くなるというニュースがありますが、実体験としてそういう事が起こりうると理解できました。

最終的にサーキュレーターと冷風扇を同時稼働しつつ、アイスノンを枕にし水風呂を用意する事で、なんとか熱帯夜を切り抜ける事ができるようになりましたが、連日室温が30℃前後の生活では正直仕事も集中できず、次第に身体も精神も疲弊していくのでした。

7月22日
待ちに待った修理の日。
時間は当日にならないと分らないとの事だったのですが、来たのは夕方16時。
午前中に修理が終わって、今夜から暑さから解放されればと夢想していたのに、、、
まあ、とにかく直ればいんだよ直れば。
と、その考えがフラグになっていたのか、
「室外機に問題があるのは分かったが修理部品が無いので、部品着予定の一週間後にまた来ます」言われる。
頭が真っ白になって絶望する。

7月23日~25日
直ってない事実は覆らない。
とにかく仕切り直して気持ちを切り替える。
よりにもよって連日の猛暑日、、、
水風呂の利用に慣れてきた事でなんとか耐えられる。

7月26日
開き直ってどこか旅にでも出ようかなど考えていたところ修理担当から電話が!
「予定外に部品が入手できたので、今から伺えますか?」と
ああ神よ、、、、
その時電話から後光が見えたのは見間違いではない。
本当にすぐに駆け付けていただいて20分程度で修理が完了した。
試運転にて冷風が流れ部屋を満たす感動!!
心で泣いた
エアコンが完全に直りました
実に15日振りに室温が28℃を下回るのであった。

問題発生当初は、「暑いのは嫌だなー」程度に考えていました。
子供の頃エアコンが無い時代を過ごした事も少なからず影響があったかもしれません。
しかし実際のところ当時とは夏の暑さが根本的に変わっている事を実感する事となりました。
ただ暑いのではなく、命に直結する危険な暑さです。

たまたま昨年、夏のマラソンに参加したおかげで熱中症について調べたり(実際走行中に何度か熱中症になりかけた)対策グッズを買ったりしていたのでかなりその知識と経験が今回は大いに役立ちました、万一の際の夏の危機管理対策は必須だと思います。

タイトルで東京としておりますが、自分の住居は東京は東京でも町田の八王子寄りであり周囲は緑も多く立地も尾根上にあたります。
本来なら夏でも涼しそうな環境ではあるのですが、猛暑の前には全く関係ありませんでした。
これがもっと都心あたりで同じようにエアコンが使えなかったら、更に悲惨な事になっていたかもしれません。

エアコンが無いと夏は文字通り生きていけない時代になったんだなあと思い知った15日間でした。