冬の庭仕事

今月は川口が担当します。

このブログを書いている今日は小寒。

これから節分まで一年で一番寒いとされる時期に入ります。

冬はかなり苦手ですが、ガーデニング好きには冬は大忙しの時期です。

特に薔薇のお世話は冬の仕事が盛りだくさん。

まずは剪定。すべての枝にはさみを入れないと花が上がってきません。

それからつる薔薇の誘引。頂芽優勢と言って、枝を横に倒して

「自分が頂点だ!」と思わせないと花芽が付いてきません。

人間界も似ていますか?

数年間、大きなランブラーローズをほったらかしにしていたので、

今年の誘引はとても大変でした。

古く太い枝をのこぎりで切り、新しい枝の世代へ更新していきます。

世の中の会社のことも思い浮かんできました。

世代交代。

もったいないけど、思い切って更新しないと次が育たない。

それから、寒肥。

株が眠っている間に、株元にたっぷり施肥します。

次の萌芽のための準備。

それから、消毒。

虫や病気の隠れ家になる葉をすべて取り除き、消毒散布。

悪いものは除去、そして悪いものが発生しない体制作り。

研修業界で働いているせいか、いろんな作業を会社のありように関連付けて考えてしまい、面白いような、苦笑いするような、連想ゲームをしてしまいました。

冬の雑草は、寒い中でとても強く土をつかみ、根を成長させていきます。

引き抜くのに力が必要だと、春先の草引きで実感します。

困難なことがあったら、冬の雑草のように根を張る時期だと思いましょうか。

小春日和の庭仕事は、来るべき春を思い描き、幸せな時間を過ごせます。

蝋梅の香りにつつまれながら。。