2020年2月に当ブログにて掲載しました自分の記事を久方ぶりに読み返してみましたら、
「フルマラソン?無理無理」と書いておりました。
本年2023年は、2月19日の青梅マラソン30Kmを皮切りに、
北海道マラソン(フル)、東京レガシー(ハーフ)、横浜マラソン(フル)と
タイムはあれですが、全て完走できました!
学生時代、運動部経験の無い自分が、50代最後の年にここまでやれるとは、、、
2020年当時で毎日5kmと書いてましたから、約2年の準備期間で
フルマラソンを完走できる力が付いたという事になるかと思います。
もっとも、2021年~22年はコロナで多くの大会が中止という状況でしたから
実際はもう少し早く実現できていたかもしれません。
最近は週3~4回で10km前後/日、月間で120~150Km程度走っています。
当初毎日走っていましたが、何度か故障した経験から今のペースに落ち着きました。
マラソン大会に出場した当初の目的は、日々のランニングのモチベーション維持にありました。
そもそも健康とダイエットを理由に始めたランニングですから、大前提として「継続」する必要があります。
対象が何であれ「継続」する為に必要なのは、取り組む過程での「面白さ」であり、その後の「達成感」や得られる「利益」にあると思います。
最初の頃の面白さは、新しいランニングシューズの感覚だったり、音楽を聴きながら走ったりなど
タイムは気にせず、出来るだけ楽に遠くへ行くことでした。
明確に転機になったのは、ランニングアプリを使い始めてからです。
アプリに記録される、距離、スピード、時間など数字として記録される事で
健康の為の運動の一環としての走るという行為から、ランニングというスポーツを意識するようになりました。
数字によって、より分かりやすく自分の成長が見えるし、さぼれば残念な数字として表示されます。
そして数字となる事で、SNS等で他人との比較も容易となり、自分の立ち位置が良くも悪くも理解できるようになります。
自分の数字が見えてくると、それまで遠かったフルマラソンという世界が段々と近づいて来るような手ごたえも感じてきました。
「フルマラソン、意外と行けるかも…
一人で黙々と走るのも嫌いじゃないけれど、はっきりとした目標が出来るのは面白そう。」
などとぼんやり考え始めた頃に、ネットニュースでたまたま青梅マラソン復活の記事が目に留まり、退路を無くす感覚でともかくエントリーしました。
不思議なもので、それまでもそれなりにランニングに取り組んでいましたが、大会にエントリーするとガラッと意識と生活が変わりました。
最初の大会ですから、先ずは完走の為に何をすべきか、大会開催日から逆算して練習のロードマップを作成し、30kmを走り切れる体づくりを目指します。
その過程で心技体全てに問題が噴出し、それに対処しなければなりません。
練習の中で問題があった際に、それがフォームの問題か、道具の問題か、服装の問題か、コースの問題か、天候の問題か、体調の問題かetc
上手く改善できれば、楽に速く走れてそれが数字で確認できます。
大会が近づけば、現地の天候を調べ、寒さ対策、雨対策など準備しなければなりません。
筋トレも禁酒もしました。ある意味これほど自主的に禁酒する事はなかったかも。しかもあまり苦にならないのです。
青梅マラソンを走った内容を語ると長くなりますので割愛しますが、
最初の大会である青梅マラソンは自分にとっての試金石のようなものでした。
実際に走ってみて感じた事は、ただただ面白かったです。
小難しい事は無しで、頭を空っぽにした感じで久方ぶりに大笑いするような、すがすがしさがありました。
走るようになる前は、なんでわざわざお金を出して苦行のような長距離を走るのか、さっぱり理解できませんでしたが
参加してみて理解できました。「これは、はまる」
年齢を重ねると、羽目を外して楽しむ機会というのは、なかなか得にくいものです。
マラソン大会には、まさに老若男女国内外、規模によっては2万人近い人々が参加します。
これは形を変えたお祭りに近いかもしれません。
その熱気に皆あてられて、ひたすらゴールを目指す中で一人一人にドラマがあるのです。
長々と書いてしまいましたが、いかに自分が毒されているかご理解いただけたかと思います。
もし、少しでも興味があって、マラソン大会未経験の方がおられたら。
先ずエントリーしましょう!
きっと楽しい事が起こりますよ!!