ギリ50代の大里です。
自動車免許は高校卒業後にすぐ取得して(当然マニュアル)、たまに親の車を運転しつつ結婚するまでは中型2輪に長く乗ってました。
その後、自動車もあれこれ乗りましたが、今はパジェロミニのOEMである日産キックスに乗り続けています。
キックスは軽自動車らしくない車体と優れた悪路走破性などでとても気に入っているのですが、気が付けば購入から10年を超え、乗り換えを検討する時期になってました。
丁度三菱からデリカミニという方向性が似ていつつ最新の技術満載の車が発表されたので、ちょっと本気で買い替えを検討していた中で、自分を取り巻く環境がすっかり変わっていた事に気付かされてしまいました。
我が家の自家用車の稼働率が最も高かった頃は、平日は通勤で走らせ、休日は買い物や家族で遠出するなど、ほぼ毎日走らせていましたが、現在、自分は在宅勤務。通勤に使っていた奥さんも定年となり、子供は免許があっても運転せず、遠出する事もほとんどありません。
雨の日や、手荷物の多い時、緊急時など考えると確かに自動車の利便性は高いのですが、今後の稼働率を考えると(デリカミニは面白そうななんですけど、、、)買い替えは現実的ではないなあと、うじうじ考えているところです。
もともと運転されていない方には理解できないかもしれませんが、
長く車に乗っていると、車を所持しない状況というのは、ちょっと怖いというか、車が無い生活なんてあり得ないという感覚があって、
今回そう考える自分自身に対して更に驚きがあったりしました。
この葛藤は昨今話題になっている老年の免許返納問題に通じる部分があるように思います。
実際のところなかなか70歳以上の自主的な免許返納が進まない背景には、公共交通機関が弱い地方では、生活上不便とかいうのもありますが、
先にも書きました、それまでの生活環境が変わるかもしれない恐怖心という部分もかなり大きいと思われます。
ギリ50代の自分でもそうなので、70歳以上の方々になると、自由を奪われるレベルの恐怖心だろうと推察されます。
だからこそ、個人的には70歳以上からでも良いと思いますが、少なくとも80歳以上は強制的に運転不可にしないとダメだと考えます。
つい最近も福岡で90代運転の自動車が80代の歩行者をはねて死亡させた事故とかありましたが、もう双方にとって悲劇でしかありません。
どんなに体を鍛えていても頭がしっかりしていても、80代以上の方の運動神経と判断力では、緊急を要する道路状況への対応や運転は絶対に無理です。
※将来的に乗ってるだけでOKな完全自動運転可能な車が登場したらその限りではありませんが。
高齢による運動能力の低下は誰しも等しく訪れる事ですから、正しく向き合って行く必要があります。
自分も70歳を超えたら免許の自主返納をすべきかなあと緩く考えておりましたが、まさか家庭と仕事環境の変化が原因で、それよりも早く車に乗らなくなる日(事実上の免許返納状態!?)が来るかもしれないとは、、、