内部統制の基礎知識と実践の勘所
会社役員は、経営者として、株主から預かった経営資産を有効かつ効率的に使いその価値を向上させることや、事業の結果を正しく報告すること、さらに社会の一員としてその法人が社会規範を守ることに責任を背負っています。この内部統制システムを構築し、適切に機能させるには、経営者がその背景と必要性に関する基礎的な知識を持つことに加えて、財務会計や管理会計など会社の数字を理解し、現場の声に耳を傾け、風通しのよい企業風土づくりをすることが大切です。
さらに昨今、企業は資本市場から長期的視点での企業価値向上 ESG(Environmental, Social, Governance)が求められています。日本でも2021年6月にコーポレートガバナンス・コードが改訂され、上場企業には一段と厳しいハードルが課されています。
この講座では、このような資本市場の環境変化や会社役員が内部統制を適切に機能させるために必要となる基礎知識と適切な運用のための考え方、判断する際の実践ポイントについて要点を絞ってわかりやすく解説します。会社の機能や株主をはじめとするステークホルダーとの関係性など原理原則から紐解き、理解を深めます。加えて、財務関連や海外子会社関連などの最近の不祥事事例から、ガバナンスや内部統制の課題と対応策も検討します。
講師は、公認会計士として、多くの企業で内部統制の構築と適正な運用を支援し、実務経験豊富な、野田弘子氏です。新任会社役員や比較的経験の浅い役員の皆様が、他社の役員と一緒に学ぶことができる講座です。
皆様のご参加をお待ちしております。
開催日時:2023年3月13日(月)12:30~17:00
定員:70
受講料:48,400円(税抜き44,000円)
会場:ライブ配信
申込期間:2022年10月17日(月)~2023年3月12日(日)