リスク管理=経営=投資の基本を学ぶ
プロビティコンサルティング代表の野田弘子です。
Covid19, ロシアのウクライナ侵攻、さらに急激な円安、まさに不確実な経営環境中での経営判断が求められています。
攻めのリスク管理
ビジネス=商売とは不確実性(リスク)に挑み、投資をし、リスクに見合ったリターンを追求することですが、多くの日本企業は投資を怖れ、挑戦から逃げてきました。リスクを管理(Manage)する能力と自信がなかったからです。
リスク管理の目的は、自らのリスク管理能力を高めることで、ハイリスク・ハイリターンの案件をローリスク・ハイリターンの案件に変えることであり、それにより利益を生み出すことです。それにはリスク管理能力を持つ人材の育成が最も重要なカギとなりますが、「リスク管理=不測の損害を防ぐこと」、という守りのリスクの発想にとどまっていないでしょうか?
今、求められているのは 攻めのリスク管理です。攻めのリスク管理とは、目標が達成できない理由(=リスク)を抽出し、つぶすことです。予算管理などの目標管理の裏返しとして、「できない理由をつぶす」組織的営みが必要です。日本企業の多くはこれができていません。知らないからです。これは今日、日本企業の経営に潜む構造的弱点です。
ファイナンスの基本としての会計のロジック
もう一つ、日本企業の弱点はファイナンスの基本が分かっていない役員・部長クラスが多いことです。その一因は従来の日本の会計教育に内在する問題にありますが、早急に研修で底上げする必要があります。当社が提供する経営幹部向けの会計入門教育は、多くの優秀な役員が初めて聞くアプローチで論理的に会計を理解することができます。そのアプローチは日本以外の先進国では当たり前に採用されているアプローチなのです。
今回は 弊社の人気講師吉成英紀氏の研修の中でも、最も人気のある
・攻めのリスク管理の根本の解説
・資産負債アプローチに立った、論理で学ぶ世界標準の会計入門
という2つの研修のデモを実施します。
ぜひ、本物の研修に出会ってください。
■日時:2022年11月21日(月) 14時~16時半 (開場13時45分)
■プログラム
1 攻めの経営を可能にするリスク管理とは 講師 吉成英紀
・リスク管理は後ろ向きの議論ではない。利益目標を達成するためのものである。
・何故我が社で、リスク管理のカルチャーが浸透しないのか?
・指示待ちではなく、任せられる人材をどう育成するか?
・3つの支配(ルールで縛るか、力でねじ伏せるか、原理原則を共有して仕事を任せるか)
・「任せる」「任される」に必要なのは、仕事の熟練度でなく、アカウンタビリティのスキルである。
・多くの幹部は経営における優先順位を突き詰めて考えたことがない。
・ファイナンス知識の不足が事態をさらに悪化させる。
・人材育成のあるべき方向性は自明である。
2 資産負債アプローチに立った、論理で学ぶ世界標準の会計入門 講師 吉成英紀
・本番さながらのスピード解説で学ぶ、本当の会計入門
・会計の学ばせ方のメリデメを整理しよう(日商簿記、入門書、独学に委ねる等々)
・是非貴社でも採用をご検討頂きたい「BSアプローチの会計研修」とは?
■講師プロフィール
●吉成 英紀(よしなり ひでき)
有限会社 吉成コンサルティング 代表取締役。プロビティコンサルティング株式会社顧問。
大手監査法人にて、不良債権に伴う債権査定業務、外資系銀行監査および、コンサルティング業務に従事した後独立。独立後、不良債権査定業務、M&A、業務監査、会計アドバイザリー、金融コンサルティング業務、経営分析等に従事。豊富な経験に基づくセミナーには定評がある。
「世界のエリートがやっている会計の教科書」「本当のリスク管理をするための本」(日本経済新聞社)「経理実務」「数字の読み方」(大栄出版)他共著多数。慶應義塾大学商学部卒。