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BSアプローチ

今こそ会計力を! ~ますます問われるグローバル化への経営者の対応力

私は公認会計士として約20年間外資系企業で勤務したのちに独立してコンサルタントとして活動し、2010年にプロビティコンサルティング株式会社を設立しました。 現在は会計の企業研修を中心に活動しております。会社を設立してまで会計研修をしたいと思ったのには理由があります。 それは、日本企業の多くの方が、押しなべて会計に対する関心が低い、はっきり言うと会計知識が不足していることに危機感を持ったからです。上場企業の上位に属する方であっても会計に関して苦手意識を持っていたり、堂々と“会計は経理に任せているから”といったようなことをおっしゃいます。外資系企業では考えられないことです。

その理由としては、会計の基礎を学ぶ機会がないことや、会計というと簿記の資格を取ることという勘違いがあるのではないかと思っています。さらに現在出版されている書籍の多くにおいて、「会計は習うより慣れよ」「とにかく直感的に理解しよう」といったアプローチが横行していることも一因です。そこには大人が物事を理解し、仕事で活用するのに必要な、ゆるぎない「定義と論理の理解」が欠けています。
このような状況を打破するために、弊社では会計の基本的な定義と論理を完全に理解していただけるメソッドでお伝えしています。それは貸借対照表が何であるかを先に説明し、その次に貸借対照表の一部の明細として損益計算書が存在すると説明する手法なので、「BSアプローチ」と呼んでいます。今までの書籍のほとんどは、会計の基本概念である資産・負債・資本・収益・費用を、一遍に、論理の説明抜きで、いきなり「会計ではそうします」と押しつけるように説明しているように思えます。なお、海外では以前から「BSアプローチ」が主流になっています。



BSアプローチの概要をかいつまんでご説明します。

  • 1)まず、資産と負債の定義を学びます。ここで大事な点は、会計の概念(資産・負債・資本・収益・費用)の中で世の中に実際に存在するのは資産と負債だけであるということです。残りの3つは説明書きに過ぎません。まずは、資本が資産と負債の差額にすぎないことを学びます。
  • 2)資産と負債の差額である資本が増えるのは、原則として株主から出資を受けた時と、会社が儲けた時だけです。出資によって生じた差額を払込資本、儲けによって生じた差額を利益剰余金と呼ぶのです
  • 3)損益計算書は当期における利益剰余金の増減の明細です。増加の内訳の説明書きを収益、減少の内訳の説明書きを費用といいます。

たとえば会社が設立され、出資が行われたときの貸借対照表はどうなっているでしょうか?現金という資産が増えるが、負債は変わらないので資産と負債の差額が増える。これが資本金で、その意味は、「出資によって生じた差額」という説明書きです。資本金という「何か」が存在するわけではないのです。



次に、会社が顧客にサービスを提供し、会社に売掛金という資産が発生したとしましょう。

  • ① 資産が増え、資産と負債の差額が増加します。
  • ② 差額は儲けによって増えましたので、この場合は利益剰余金です。
  • ③ 貸借対照表上では利益剰余金が増加します。なぜ増加したか詳しく知りたいので、内訳明細として、損益計算書上で収益=売上という言葉で説明します。
  • つまり、損益計算書上の科目はすべて利益剰余金の増減の説明にすぎないのです。

「このBSアプローチを詳細に説明した書籍を弊社顧問吉成英紀氏が日本経済新聞出版社から出版されました。「世界のエリートがやっている会計の新しい教科書」です。ぜひ、お読みになっていただきたいと思います。



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